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迷った時の決断法



平成17年8月27日、第2回講演会がJRI(株)かに道楽代表取締役副社長今津久雄氏を講師として清風学園南館7階にて開催されました。
今津氏は清風学園の徳・健・財という校祖「宕峯先生」の教えを今も社員教育に生かしておられ、特に「財」については、学生の頃は教育者が「なぜお金なのか」理解できなかったが、社会に出てようやくその重要性を痛感されたそうです。
人生は80年、内20年は両親による保護と成長の時代であり、実際に自分で生きていけるのが60年、これを2分すると、30年であり50歳が人生の折り返し点となります。
すなわち50歳までは失敗が許される(チャレンジできる)が、50歳からは大きな失敗は許されません。この失敗をしない方法として、三考法を考案し、実践してこられました。
この3というのは、自立できる最低の数であり(カメラの三脚のように)、安定を求めて4,5,6と足の数を増やすと増やすほど安定は増しますが、平らなところ(安定した場所)しか立てなくなり、三本足なら凹凸の不安定な場所でも立つことができるからです。
自分の軸を拡大していくことで、自分自身の自立から家族・会社・地域へとだんだんとカバーできる範囲を広げられるような人生を送りたいとおっしゃいます。まさに「自利・利他」という「人生は自分自身のためにあり」「その自分を利することが会社のため、社員のためになり」「それがお客様のため、地域のためになる」ということを実践されておられるのです。物事を判断するときは、従来なら51点と49点でどちらか多い方で判断していたと思われますが、これも三考法で考えますと33点、33点34点あれば決断できることとになり、良い悪いは別として決断するハードルは下がるので決断しやすくなるということと第三の視点を持つことにより客観的な冷静さを得られると思います。
最後に、常に「おかげさま」の心を持つことが大切だとおっしゃっておられます。
これは、恩と感謝を忘れずに現在より更に真心を込めて生きることだと結ばれました。
今津氏には、大変お忙しい中を人生の指針となるような素晴らしいご講演をいただきまして誠にありがとうございました。


清風宕峯会会報智慧2号 第二回講演会「迷った時の決断法」より抜粋
智慧2号にて全文が掲載されています。 本HP内、発行物のページにて智慧バックナンバーを是非ご覧ください。

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